子育てをしていると突然やってくる子供同士のトラブル。
不注意でけがをさせてしまったり、うっかりお友達の物を壊してしまったりなど避けては通れないこともあります。
子供同士で解決できることもあれば、やはり親がきちんと謝罪をするべき時もありますよね。
そんな時、どういった基準で親が出ていくべきでしょうか?
謝罪する側、される側の両方を経験し、私なりに決めた基準をまとめています。
さまざまなシチュエーションや関係性、考え方などがあるのでこんな考え方もあるんだなぁ、程度に読んでいただければ幸いです。
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謝罪をする側になった時
できることならば、謝罪する側にはなりたくないものですが、加害者になってしまう事もあります。
どういった基準で親が介入して謝るべきなのか、悩むところですよね。
私は大まかに以下の基準で対応しています。
けがをさせたとき
これは明確ですよね。
わざとけがをさせたのなら当然ですが、わざとではなくともけがをさせてしまった場合は、親がきちんと謝罪をするべきだと思っています。
私はどちらかという自分の子が少々の傷ができたくらいで謝罪なんていらない!と思っていますが、相手も同じような考え方とは限りません。
たとえ、不注意で小さなケガをさせてしまったんだとして”けがをさせてしまった”という事が問題な訳で、かすり傷だからしなくていい。というわけではないと思っています。
物を壊したとき
これも明確ですよね。
お友達の物を壊してしまったり、ひどく汚してしまった場合は、できれば同じ新品の物、同じものがなければ代わりになる物を用意して謝罪をするべきだと思っています。
相手が不安を感じているとき
相手がけがをしているわけでも、物を壊したわけでもないけど、子供同士のトラブルで相手の親が不安を感じているだろうな。と思う内容の時も親が出てきちんと謝罪するべきだと考えています。
分かりやすく言うと、暴力などなくても、エスカレートするといじめに発展しそうな場合などです。
複数人で1人に対して悪口を言う、仲間外れにするなどというトラブルがあった場合、被害者の親の気持ちを考えると、エスカレートしていじめに発展するのではないかと不安を覚えると思います。
親が謝ったからと言って、不安を取り除くことはできないかもしれません。
ですが、被害者側の立場で考えると連絡がない親よりも、加害者側の親が自分の子供がしたことをしっかりと受け止め、指導をする意思を示してくれる親の方が断然安心できると思います。
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謝った経験
我が家の子供も小学校に上がって数回謝罪をしたことがあります。
不注意で相手にけがをさせてしまったのが2回、お友達の持ち物に落書きをしてしまったのが1回です。
いずれも、担任の先生から連絡をいただき、面識のない方だったので先生を通じて連絡先を聞き、電話で謝罪をしました。
先方との話次第では直接伺って謝罪をするつもりでもいましたが、我が家の場合は3回とも謝罪を求めて連絡先を教えてくれたというよりは、せっかくの機会なのでお互い挨拶をしておきたいという感じでした。
『いつも仲良くしてくれてありがとうございます』から始まり、最後には『これからも仲良くしてもらえるだけで充分です。』と言っていただいた時は、申し訳ないと沈んでいた気持ちが許しを得て、軽くなったのを覚えています。
謝る機会を与えることも大事
一方、謝られる側になったこともあります。
友達とふざけ合って息子が相手をからかったのに対し、ふざけて鉛筆で腕を刺されたという事がありました。
息子もその友人もふざけ合ってのことで、本人たちは『痛いなぁ~!』程度で解決していたようです。
しかし、見ていたお友達が先生に報告し、先生もいくら息子が笑ってすましていても、物を使って相手を傷つけたという事は重く受け止め、指導をするべき。と連絡をくれました。
『先方の親が謝罪をしたいから連絡先を教えてほしいと言っていますが・・・』と聞かれた際に、私は子供同士で解決し先生が指導をしてくれているので、『気にしないで下さい。』と相手の謝罪を丁重にお断りしました。
この時は、謝罪を断る方が相手の親も面倒じゃないだろうと思っていたんです。
ですが、数か月後の参観の際に『ずっと謝りたかったんです。やっと謝れました。』とわざわざ挨拶に来てくれました。
私は良かれと思って謝罪を断りましたが、相手は数か月もの間、謝らなければ・・・と心の隅で思っていたと思うと非常に申し訳ないことをしたなぁ。と反省しました。
お互い様の精神が大事
いつなんどき謝る側、謝られる側になるかわかりません。
突然の学校からの連絡に動揺してしまいますが、親が出て謝るべき内容か迷うくらいなら親が出ていき謝る方が後々自分の気持ちも楽になると思います。
逆に謝られる立場になった場合もひとまずは連絡をもらえば良いと思います。
謝罪を受けるというのではなく、子供同士が関わりがあるのなら先の事を考えても相手の親を知っている方が良いですから。
子供の事ですから謝られる立場が次の機会には逆転して、謝る立場になることも十分考えられるので、謝罪を受ける際は謝罪をしている相手の立場に立って対応するように心がけるべきです。
あとは、相手の親がモンスターでないことを祈るばかりです・・・
以上、我が家の事ものトラブルで親が謝る基準でした。
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