ママ友がいない2年前の私に伝えたいこと。『ママ友って最高!』

約2年前、長男がまだ保育園児だったころ、私には”ママ友”と呼べる友人が1人もいませんでした。
子供が5歳、3歳、0歳と3人もいてるのに、ママ友が0人。なんなら、ママ友なんて必要ないと思っていました。
しかし、今ではたくさんの”ママ友”と呼べる友人ができました。
ママ友ができた今となれば、『ママ友のありがたみを知らずに、”ママ友”という関係に偏見をもっていたなぁ。』と思います。
長男が生まれてから5年間、ママ友ができなかった私が、ここまで変わった経緯について書いてみたいと思います。

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ママ友の必要性を感じなかった頃

長男が産まれた頃、地元から1時間ほどの距離に住んでいました。オフィス街と繁華街に近い場所で、周りに子供はほとんどいません。
地元から遠くはないものの、近くに友人はおらず保育園に入る1歳半まで毎日子供と2人で過ごしていました。

初めての子供ということもあり、子供と2人で過ごすことが楽しくて、ママ友がほしいと思ったことはありませんでした。
公園で同じ年頃の親子とあっても自分から話しかけることはなく、話しかけられることを面倒くさいとさえ思っていました。

うわべの面倒な会話をするくらいならやっぱりママ友なんて必要ない。と思っていました。
私にとって、育児休暇中ということも大きくて、数ヵ月後には仕事に戻るということがなおさら必要性を感じさせなかったんだと思います。

その頃よく『”子供がいる”っていう共通点だけで仲良くなんてなれない』と思っていました。

粘着質なママとの出会い

子供が1歳半になるころ、公園で同じ年頃子供を見つけると喜んで寄って行く姿を目にするようになりました。
ずっと私と2人きりということも良くないのかと思い、保育園で開かれている子育て広場のような遊び場へ連れて行きました。

私は子供を遊ばせることを目的に連れて行ったので、挨拶はするものの、他の保護者の方とはあまりお話しすることもなく、子供を遊ばせていました。
そこに1人のママが話しかけてきてくれたので、話をしていると世間話からだんだんと主人や私の仕事内容、家庭の経済面や夫婦関係についてそれとなしに探っているのがわかるような質問をしてきます。

面倒になり、子供を見に行くふりをして離れたのにずーっと後ろをついてまわってきます。
あまりにしつこいので、私は途中で帰ることにし、それ以来一度も行くことはありませんでした。

メディア等による”ママ友関係”への偏見

ネットや雑誌、ワイドショーやドラマに至るまで”ママ友トラブル”を題材にしたものも多く、実際にトラブルも多いのだと思います。
そのために私の中では常に他人と比べているイメージがついてまわっていたのですが、先に出会った粘着質なママとの出会いで、『やっぱりみんな比べあってばっかりでバカみたい。』という思いが強固なものになってしまいました。

初めて感じた孤独

引っ越しをして、通い始めた保育園は1クラス30人ほどの規模の園でした。
保育園は毎朝8時前に預けて、18:30のお迎え。送迎は毎日自分がするものの、電車の時間もあり、送迎時に顔を合わすママとも挨拶のみ。

世間話なんてすることもなく、一向に気軽に立ち話をできるような関係のママはいませんでした。

しばらくは何とも感じていなかったのですが、参観日や運動会、発表会など親が参加する行事の際に楽しそうに、話をして盛り上がっているママたちに気付きました。
初めはなんとも思っていなかったものの、よく見ると私と2,3人のママ以外はそれぞれ楽しく話をしているではないですか。

(いったいいつ仲良くなったんだろう・・・?)

『写真をラインで送るね。』なんて会話が聞こえてこようもんなら

(連絡先なんていつ交換したんだろう)

なんて考えていました。

子供が初めて行った保育園は同じクラスが5人しかいない小さい園でした。
5人しかいないので、参観日、運動会でも軽く世間話をする程度で孤独を感じることはありませんでした。

しかし、周りのママたちが楽しそうに話しているのに誰とも話さず、1人で参観や運動会が始まるのを待っていることに居心地の悪さを感じるようになり、だんだんと行事ごとに参加するのが億劫 になってしまいました。(主人は週末に休めない仕事をしていたので、大体行事ごとは私一人で参加していました。)

そう、私は孤独を感じるようになっていたんです。

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つかめない距離感

この頃の私が感じていたのは『顔を合わせる機会がないのにいったいいつ仲良くなるんだろう?』という疑問。
そして、『敬語で話すのか、タメ口でいいのか・・・』というどうでもいい疑問。

今まで生きてきた中で、友人ができないといういことに悩んだことはありませんでした。
気付けば気の合う友人が自然にできていたので、意図して友人を作ろう。と思ったことはありませんでした。

今思えば、”私”という人格の前に”○○のママ”という人格を意識しすぎていたように思います。
今まで悩んだこともない、相手との距離感を掴めずにどの様に接すればよいのか完全にわからずにいました。

一人のママとの出会い

相手との距離感をつかめないまま数年が過ぎ、長男は小学生になりました。
小学校へあがると同時にサッカーを習い始めたのですが、ここでも仲の良いママ同士は一緒に観戦をしています。

親の参加は必要のないクラブなので、特に仲良くなる必要性はなかったのですが、やっぱり試合を見に行ったときに、一緒に応援できるような仲になれるといいなぁ。とは思っていました。

しかし、特に仲良いママができるわけでもなく半年が過ぎた頃、ある1人のママに話しかけられて、練習を見つつ世間話をしていました。
このママ(Aさん)は私の相手との距離感の悩みをなかったことにするくらい、す—っと程よい距離感で聞き上手で話し上手。
初めて話をしたとは思えないほど意気投合し、練習の1時間があっという間に過ぎていました。

次から次に仲良くなるママ

次の練習にあった時もAさんは大きく手を振り、長年友達だったかのように接してくれます。

それまでは、私はあえて離れた所から観戦していたので、ママ達と関わることがなかったのですが、Aさんはたくさん仲の良いママがいて私と話している間にも気付けばたくさん周りにママがいました。

その会うママ達みんながまるでもともと私とも知り合いだったかのように気さくに私に話しかけてきてくれます。

その時に気付きました。

子供がいるっていう共通点だけで仲良くなるには十分』

ということに。
それから私は変わりました。

みんな同じ共通点を持つ仲間なんだと思えるようになりました。

たくさんできたママ友

今までの自分は”○○のママ”としてきちんとしないと。という感覚が強すぎたように思います。
きちんとしなければ。という思いが強すぎて、話しかけづらい人だったんだろうなぁ。と思います。

それ以来、等身大で、子育てをしている仲間同士!と思って接すれば自然と友人と呼べるほど仲の良いママが増えていきました。
今までは1人もいなかった保育園でのママ友もたくさんできました。

時間が無いながらも送迎時の何気ない会話から気の合うママが見つかって、自然と連絡先を交換し、行事であったら自然と話をする。

さらには、プライベートでも一緒に遊びにいったりとまさに”友人”と呼べるそんな関係のママがたくさんできました。

良好な関係を続けるために気をつけていること

仲が良くなってくると、都合がつかない時に同じ習い事の送迎をお願いしたり、お願いされたりということが出てきました。

すごく助かるし、預かる分には全く苦にならないので、問題ないのですが、当たり前と思われると負担に感じるようになってきます。

だから、そこは親しき仲にも礼儀あり。の精神を忘れないように常に心がけて、どうしても自分でどうにもならないような時だけお願いするようにしています。

あと、悪口は絶対に言わない。
共通の友人などがいてるとママとはいえ、女の集まり。陰口を匂わすように話すママもいます。
そんな時は、絶対に加担しないように気をつけています。

まだまだ”ママ友経験歴”2年です。ママ友経験歴の長いママから見れば、まだまだ甘いなぁ。と思われるかもしれませんが、今思うのは、困った時は助け合えるし、子育ての愚痴や悩みも同じ目線で話せるし、

ママ友ってほんと最高!!!

最後に

もし今、ママ友なんていらない(フンッ)!!と思っているママがいたら、少し心を開いてみてください。

私もかつては『ママ友、ママ友って子供じゃないんだからバッカじゃないの!』とさえ思っていました。(←すいません 汗)

だけど、心のどこかで、気負いなく育児の悩みや愚痴、気軽に一緒に遊びに行ける友人ができればなぁ。とも思っていました。

と同時に、そんなママ友できるわけがない。とも思っていました。

よく『本当に気の合うママとは自然と仲良くなれる』と見聞きしましたが、私の場合は自分が変わらなければできませんでした。

自分が気負いなく、自然に接することで『本当に気の合うママとは自然と仲良くなれる』ということを経験しました。

孤独を感じていた昔の私や同じように悩んでいる人がいれば、

○○のママじゃなくていい。等身大の自分で話して!

と伝えてあげたい。

私がほしいのは”ママ友”じゃなくて”友達”。
子供のママとしての友達ではなく、私として仲良くなれる友達がほしかったんです。

だから、”ママ友”という言葉に気負いして話すのではなく、等身大の自分でいいじゃない!と伝えてあげたいです。

うまく文章で伝えられているかわかりませんが、もし同じように悩んでいるママの参考になれば幸いです☆

<追記>
この記事を書いた約9か月後、気持ちの変化がありましたので、記事にしました。

やっぱりママ友の関係は面倒なのかも。あるママとの出会い。

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