
長男は左利きです。
第一子という事もあり、左利きだと親が確信するまで時間を要しました。
息子がなぜ左利きと確認したのか、その後の矯正についてまとめてみました。
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左利きを確信するまで
赤ちゃんの頃からおもちゃで遊ぶ時も常に左手が先に出る子でした。
しかし、初めての子供という事もあり『赤ちゃんはまだ利き手が決まってないだけだろう。』とあまり気にしていませんでした。
離乳食が始まり、手づかみで口に運ぶ際は左手を使うものの、フォークを右手に持たせると右で使います。
2歳ごろからエジソンのお箸を使い始めたのですが、もちろん右手に持たせていました。慣れるのに1週間ほどかかりましたが、しっかりと右手で使えるようになりました。
そして、3歳半ごろからお箸の練習を始めたのですが、これが全然使えない!!!
箸を動かすどころか正しい持ち方で持つことすらままならない。
『まさか・・・エジソンって全く意味なかったのか!?』と驚愕したのですが、同じころ赤ちゃんだった長女がおもちゃを触るのも右手が中心ということに気づきました。
ここで初めて私は赤ちゃんの時にすでに利き手が決まっていることに気づいたのです。
『そうか、長男は左利きだったのか!』
早速左利き用のエジソンを買い与えてみると、年齢もあるでしょうが初めて左手でエジソンのお箸を使ったのに、まるで指のように使いこなします。
そして、すぐに子供用の箸を持たせると難なく使えるんですよね~
長男は間違いなく左利きだったんです。
矯正の必要は?
左利きの子を持つと必ず一度は頭をよぎるのは右利きに矯正をした方が良いのか?という事だと思います。
こればっかりは各家庭の考え方によるところだと思うので、正解はないと思います。
私は以前に『左利きを子供の頃に無理やり右を練習させられたのがすごく嫌だった』という人の話を聞いたことがありました。彼女は右手に無理やり矯正させられた結果、両利きなのですが基本的には左手を使っていました。
そんな話を聞いたこともあり、矯正で子供にかける負担と、左利きであることのデメリットを天秤に考えてみたんですが、子供にかける負担と釣り合うような左利きのデメリットって特に見当たらなかったんですよね。
例えば、
- 箸を使うときに隣の人とぶつかる。
- ドアの取っ手やエレベーターのボタンをはじめ、ありとあらゆるものが右手仕様になっている。
- 字を書いた時に手やノートが汚れる。
確かに、右利きに比べたら不便を感じるかもしれませんが、上記のようなことを理由に右利きの私が左利きを使うように矯正されらるとしたらそのストレスに対して割に合うだろうか?と考えた結果、答えはNOでした。
なんかどれも右利きを知ってる人が左利きだった場合は・・・と考えた小さな不便さのように感じるんですよね~
元から左利きで生活をしている人にとってはドア取っ手やエレベーターのボタン、自転車の鈴なんかも若干不便な位置にあってもそれしか知らないのであれば、それほどストレスを感じないのではないかと・・・
まぁ、私は右利きなのであくまでも想像ですが。
ということで、長男が左利きだと確信してからは左のはさみを持たせ、文字もすべて左で書かせていました。
昔に比べて矯正させる家庭が減ったせいか1~3年の間に毎回クラス替えがあるのですが、クラス内に3~4人は左利きの子がいるので、私が子供だった頃に比べてかなり多いな。という印象です。
ついでに、長男と実際に生活をしていて左利きで困ったな。と思うのは”アルプス一万尺”の手遊びをしている時くらいでしょうか?
食事中に肘が当たるのとかは外食の時に狭い席に案内された時くらいで、普段は座る位置で解決しています。
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書道教室で矯正
全く右手に矯正をするつもりのなかった我が家ですが、1年生の終わりごろ字があまりにも汚いので、書道教室へ通うことにしました。
書道教室でも硬筆を右手に矯正させる先生のところには通わせるつもりがなかったので、体験レッスンついでに左利きについての先生のお話を伺いました。
80歳は超えるおばあちゃん先生なのですが、先生が言うには左利きといっても子によって左利きの程度が違うそうで、先生の書道教室ではその子のタイプによって矯正するかどうかを決めるそうです。
完全に左しか使えない根っからの左利きの子は右手で書かせてみると全く筆圧がないので、こういう子は無理に矯正はしないで、硬筆の練習も左手で行うんだそう。
一方、右手でも左手の筆圧とあまり変わらない子は右手で硬筆の練習を行うという方針でした。
そこまでの説明をして先生は息子に右手で字を書かせました。
字はすべて左手で練習をさせていたので、右手で書いた字を見るのは初めてでした。
『書けた』という声で字をのぞき込んで、思わずのけぞりました。
左手で書いた字と変わらね~!
ってどんだけ利き手で書いた字が汚いんだよ!って話なんですが・・・
という事で、先生が息子の右手の字を見て、『この子は右手でも筆圧が出るので、右手で練習しましょう』と・・・
矯正するつもりはなかったのですが、先生の考え方には納得するところもあったので、お世話になることにしました。
先生は学校では書くことにスピードが求められるので、学校では左手がいいなら左手を使えばいいよ。という考え方だったので息子は書道教室の時だけ右手で練習をしています。
でも、不思議と右手しか習っていないのに、なぜか左手の字もきれいになってくるんですよね。
ちなみに、毛筆は鉛筆のように使い慣れていることがなく、たいていの子が0から練習していくので、完全な左利きの子でも右手で練習をするそうです。
まぁ、毛筆は左利きだと墨の置く位置やはらいや跳ねなど字の書き方からしても左手では難しいので、仕方ないと思いますが。
まとめ
我が家の場合は矯正するつもりはなかったのですが、結果的に右手で字を習っていま。
ですが、息子は右手で硬筆の練習をすることは全く嫌ではないそうです。そういったことを聞くと、完全な左利きというよりは両利きに近いのかもしれません。
相変わらず書道教室以外では左で書いているので、矯正というほどではないんですが。
これまで、左利きの息子を見ていて不便に感じているだろうな、と思う場面に出会うことはあまりありません。
利き手を矯正するのは大きくなってからでは大変なので、本人の意思がはっきりしない小さいうちに親が決めなけれならず、悩まれる方も多いのではないかと思います。
長男を育ててみて思う事は、もし左利きから右利きに変えてあげたい!と思うのであれば『絶対に矯正するんだ!』と決めつけすぎずに、”左利きの度合い”を見極めてあげてほしいな。と思います。
完全に左利きの子なら、利き手を矯正されるのは大きなストレスがかかると思うので、個人的にはあまりに嫌がるようであれば個性として左のままでもいいのかな、と思っています。
以上、左利きのお話でした。
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