国際結婚を決断する前に話し合いたいポイント

私の旦那さんは外国人です。

いわゆる先進国出身者ではなく、発展途上国出身の人です。

結婚して今年で10年目を迎えました。幸い夫婦関係は良好で、小さいながらも幸せな家庭を築けています。

思い返せば10年前、主人との結婚を決める際に自分なりに注意したポイントがあります。

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日本に滞在している在留資格の種類は?

※一般的には在留資格のことをビザと言われていることが多いですが、厳密には在留資格とビザとは別物です。日本在住の外国人に対して、『ちゃんとビザ持ってるの?』という”ビザ”とは在留資格のことです。

みなさんご存知でしょうが、外国人が日本に滞在するには在留資格が必要です。

一口に在留資格と言っても滞在目的により様々な種類があります。

滞在資格一覧表-入国管理局

私は旅行会社で働いていたこともあり、たくさんの外国人と話をする機会も多く、たくさんの在留資格を目にしてきました。

その中で非常に多かったのが、日本人の配偶者等の在留資格を持っている外国人です。

(なぜ、この日本人の配偶者等の在留資格を持っている人が多いのかはまた別記事で書きたいと思います。)

経済的に貧しい国の人たちは、母国から抜け出すのは容易なことではありません。

日本のような世界的にも恵まれた環境で育ってきた私達には想像がつきにくいですが、彼・彼女らは日本に限らず経済的に豊かな国に合法的に滞在できるチャンスがあるのなら結婚さえも滞在をするための手段として利用する人もいます。

自分は純粋に愛情から結婚を望んでいるのに相手は在留資格の為に・・・・ということも十分にあり得ます。

結婚が正式に決まったとたん、実は不法滞在だったから結婚を急いでいた。という話もよく聞く話です。

結婚を踏まえて真剣に交際をしているのなら、彼・彼女が『一体どのような在留資格で日本に滞在しているのか』、『結婚をせずとも日本に滞在することができるのか』ということは知っておくべきです。

日本人同士でも育った環境の違う他人同士が結婚をして生活をしていくのは容易ではありませんが、さらに文化も違う外国人と共に生活を送るのは、お互いの努力と相手を思いやる愛情が必要不可欠です。

『あなたと結婚をして日本で共に暮らしたい ⇒ 日本人の配偶者等の在留資格を取得する』なら良いですが、

『日本に滞在をしたい ⇒ だから結婚をする』では結婚生活なんて続きません。

ちなみに、私の場合は出会った時すでに主人は永住権を取得していました。

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相手国の結婚・離婚の条件

結婚を考えるのであれば、結婚・離婚のことなど日本の法律が当てはまらない事が絡んできます。

結婚を考えているときに離婚の方法について調べるのは気が進みませんが、どうにもこうにも夫婦仲がうまくいかず離婚をしたいとなった時に、大変な労力が必要になるどころか離婚が成立しない場合もあります。

結婚の条件と共に離婚の条件も調べておきましょう。

これはできれば交際を始める前に確認をしたいことですが、母国は一夫多妻制で、実は3番目の奥さんになるところだった。ということもあり得ます。

生活費のこと

日本でも共働きの家庭が増えていますが、主となる稼ぎ頭、いわゆる大黒柱は夫側という家庭がまだまだ多いのではないでしょうか?

私自身も共働きではありますが、正直なところ自分が定年まで働き続けることは考えていません。

生活費や管理の仕方についても国や文化によって考え方が大きく異なります。

日本でも主流な夫側が稼ぎの大半を担い、妻側の稼ぎはサブ的な考えの方もいれば、各々が同じ生活費を出し合い、残りのお金は各自で管理する。という経済的に各自自立した考え方の方もいます。

お金についてシビアな人では、産休・育休期間も収入がないにもかかわらず、貯金から生活費の折半を求める。と言う話も聞きますし、そもそも1年間も育児休暇は取得せず、職場復帰をするべきだ。という考えの方もいます。

また、日本では家計を妻側が管理している家庭が多いですが、自分が稼いだお金は自分のものと考えている方も少なくありません。

よく愛があれば・・・と言いますが、結婚生活においてはお金が喧嘩の原因となることは多々あります。

結婚を決断する前に、お金についてはよく話しあう必要があります。

我が家の場合は主人の国では『生活費は男が外で稼ぐ』という考え方なので、大黒柱は主人、家計管理は私ということになっています。

母国の親族への仕送りは?

人によっては家族へ仕送りをしている人も多くいます。

母国の家族は日本からの仕送りがなければ生活が成り立たないという場合は、結婚後も仕送りを続けなければなりません。

日本で子供が産まれて家族が増えて日本での生活が大変だろうとも、お金を送らなければならないかもしれません。

親族で助け合うという感覚が非常に強い場合は、家族のみならず親族からも金銭面での援助を求められる場合もあります。

生活費の事と併せて、結婚前に仕送り状況のことなど事前に確認して話し合っておきましょう。

我が家の場合は、母国の親族の方が裕福な暮らしをしているので現在のところ仕送りの必要はありませんが、結婚時に母国の生活が苦しくなるようであれば仕送りはするけども、あくまでも自分たちと子供の生活を優先する。と約束をしています。これは主人側のみならず、私自身の両親へも同じ考えです。

当面の生活拠点は?

出会った時に日本で暮らしていたから日本に住み続けると考えているとは限りません。

子供が産まれたら母国の教育を受けさせたいと考えている人もいますし、ある一定の年齢になれば母国での生活を望んでいる方もいます。

国際結婚をする以上、移住という選択肢も必ず出てきます。相手がどのように考えているのかよくよく話し合う必要があります。

また、老後は必ず母国に帰りたいと考えている人も少なくありません。

相手が老後は母国へ帰ることを強く望んでいる場合、あなたはどうしますか?一緒に相手の国で暮らしますか?それとも、日本で暮らしますか?

お互いが歳をとったら母国で暮らしたいと強く思っているのであれば、老後は別々での生活になる可能性も大いにあります。

これからの生活により考え方も変わっていくでしょうが、現時点でどのように考えているのか、知っておくほうが良いかもしれません。

私の場合は主人は日本での生活が長いため、結婚時は日本で生活をしていくつもりだと言っていましたが、歳を重ねるたびに、日本と母国を半々ずつくらいで暮らしていきたい。と考えているようです。現時点で私は老後こそ日本で暮らしたいと考えていますので、老後は別居になることも覚悟しています。

外国人だからと妥協している点は?

結婚を考えている相手の行動や考え方で理解に苦しむことがあった場合、『まぁ、外国人だし仕方ないよね』と済ませていることはありませんか?

国際結婚と言えど、結局は人と人が共に家庭を築いていかなければなりません。

『まぁ、外国人だから』で済ませられるのはせいぜい結婚1年目くらいです。

もし相手に『まぁ、外国人だから』と思っていることがあるのであれば、それを相手が日本人だった場合を考えてみてください。

それが日本人だったなら許せない!と思うのであれば、きちんと相手に伝えて話し合うべきです。

私の場合、結婚生活においては小さな事かもしれませんが、『駐車場の車椅子スペースへ駐車をすること』と『落し物を警察に届けないこと』がどうしても許せませんでした。

『なぜ車椅子スペースがあるのか』、『なぜ落し物を警察へ届けるべきなのか』と力説をして改善してもらいました。

小さな事ですが、こんな小さな事すら改善してもらえないのであれば、文化や考え方の違いは乗り越えられません。

最後に

国際結婚と言えば『すごい!』『羨ましい!』『かっこいい!』などお世辞もありつつポジティブな感想を言われることが多いですが、実際は日本人同士の結婚よりも乗り越えなければならないハードルが多いものです。

主人や私の周りにも国際結婚している方が多くいますが、”国際結婚”という言葉に踊らされて結婚したようなタイプの夫婦は数年で離婚をすることが多いように思います。

”国際結婚”は決して特別なものではなく、あくまでも”結婚”であることに変わりはありません。

『国際結婚したい!』や『国際結婚にあこがれる!』と言っているような人には『やめておきなさい』と言いたいです。

『国際結婚なんだ!すごいね!』と言われていい気分になれるのもせいぜい2年くらいです。2年もすればいちいち国際結婚だというのも面倒なので、あえて言わなかったりします。

『国際結婚をしたい!』ではなく、『好きになった相手がたまたま外国人だった。』と言う気持ちでなければ結婚生活は続けられません。

今、あなたが外国人の相手と結婚を考えているのであれば、外国人というフィルターを通して相手を見るのではなく、彼・彼女自身を見つめて正しい決断をしてくださいね。

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