
かれこれ10数年前に初めて痔と呼べるほどの痔になりました。
それまでにもちょっと切れたのかな?程度のことは経験していましたが、自信を持って痔と言えるほどの状態になったのは23歳の時でした。
その後、妊娠・出産を経て、授乳中は切れ痔に悩まされました。
妊娠中や授乳中の方への注意喚起の意を込めて私の痔の経過をまとめてみました。
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切れ痔とのお付き合い
23歳の時に急性胃腸炎になった際のひどい下痢になったのを皮切りに、授乳のたびに切れ痔を経験しました。
第一子授乳中の痔
出産を機にいぼ痔になるという話はよく聞きいますが、私は切れ痔になりました。
分娩時ではなく、授乳により水分不足で便秘になり、切れてしまうようです。
このときの痔は、切れ痔というより
まさしく 裂 肛
という名がぴったりなくらいひどいものでした。
きれ痔=裂肛ですが切れたなんてかわいい痛みではありません。
裂けたという言葉がふさわしいくらい痛い・・・
排便をするたびに便器が真っ赤になるほど切れました。
この時もまだ、恥ずかしさが先行し、肛門科へ行くという選択肢はありませんでした。市販薬でなんとか乗り切るとともに、肛門弛緩運動をすることで1月ほどで完治。
しかし、授乳は続くので、治ったと油断するとうっかり水分量が少なく便秘から切れ痔になるということを繰り返しました
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第二子授乳中の切れ痔
第一子の授乳が終わると痔とは無縁の生活に戻りましたが、第二子を出産後ついに迷わず病院へかけこむほどの痔になりました。
このときはあまりに痛みがひどく、痛み止め(カロナール)を飲みました。
が、効かない!
痛み止めを飲んだにも関わらずまったく効かない・・・・ズキンズキンと波打つように痛みが襲ってきます・・・
もう、本当に痛い・・・
痔で夜間救急に駆け込んだ
あまりの痛さに、このとき脳裏によぎった言葉が”痔ろう”
はい、痔ろう経験者のみなさん、すいません。痔ろうは裂肛程度の痛みじゃありませんよね。
ですが、この時の私はあまりの痛さにこれは痔ろうに違いない!と夜間救急へ駆け込んでしまいました・・・
今思っても本当にバカですよね~ 医療費のムダ遣いをしてすいません。
それまで、肛門科に恥ずかしさが先行して行けなかったのに、夜間救急に行ってしまったが為に、よりにもよって若い外科の男性医師による診察でした。
外科の先生もおばさんの痔を診察するなんてきっと想像もしなかっただろうな・・・
本当にごめんなさい・・・
この時ほどさっさと肛門科へ行かなかったことを後悔したことはありません。
しかも、行った病院の夜間受け付けが男性に『産後の痔ですか?大変ですね~』(←電話で受け入れ確認をしたので症状を把握しています。)なんて会話をしたんですが、まさかの娘と同じ保育園の保護者だったことが発覚し、その後保育園で度々顔を合わせるはめに・・・
話が逸れましたが、もちろんこの時は痔ろうではなく、ただの切れ痔。
『痛み止めを飲んだならできることはない(授乳中なので強い痛み止は使えない)ので、後日肛門科へ行ってください。』と冷たく言い放たれ、肛門を晒しただけで帰宅しました。
わかりますよ。冷たく言い放った先生の気持ち。
もっと急を要する外科患者を診るために待機しているのに、おばさんのケツの穴を診るはめになるなんて。
冷たく言い放たれてもまったく腹も立ちません。すべては私が悪いです。
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肛門科を受診
翌日、近くの女医のいる肛門科へ。
『12時の方向がパックリ切れてますね~』と診断され、痛み止めと便を軟らかくする薬を処方されて診察終了。
さすが、病院の薬はステロイド入りで効きがよく、2週間ほどで良くなりました。
いつもは、1週間ほどで軽快してくるのですが、この時は傷が深かったようで2週間ほどかかりました。
その後も2・3回痔を繰り返しましたが、授乳が終わった今は痔とは無縁の生活を送っています。
早めの受診がおすすめ
やっぱり『餅は餅屋』で、痔の事は肛門科でもらえる薬がよく効きました。
授乳中ではありましたが、ステロイド入りの軟膏でも問題ないという事で私は利用していましたが、気になる方はステロイドが入っていないタイプの軟膏もあるので相談してみてください。
切れ痔は繰り返していると、傷口の皮が厚くなりだんだんと肛門部が狭くなるそう。
すると、肛門が狭くなったことにより排便時に切れやすくなるそうなので、繰り返さないように早めに受診してください。と肛門科で言われました。
”肛門科”というとなかなかハードルが高いですが、意外と若い方も来ているのが印象的でした。
我慢して、放っておいたら治るから!と放置せずに、便の硬さを調整するな繰り返さないような解決策を病院で相談する事をお勧めします。
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