
いろんな痛みを乗り越えてやっと出産が終わったのもつかの間、会陰の痛みや帝王切開の痛みがまだ残るのに、新たな痛みが・・・
それは授乳による乳首の痛み。
私は3人産んで3人とも完母で育てましたが、3人とも産後1カ月くらいは激痛と戦っていました。
授乳は痛いなんて育児雑誌にも書いてなかったよね?
助産師は『飲ませ方が悪いからだ。』と言うけど、絶対それだけじゃないと思うんだけど。
私が経験した授乳の痛みと慣れるまで乗り切った対策をまとめてみました。
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飲ませ方が悪い!?
これ入院中に『乳首が痛いです。』というと必ず言われました。
1人目と2・3人目の産んだ病院は異なりますが、どの助産師に言っても答えは一緒。
痛いのは『飲ませ方が悪いから。』と言われ続けました。
で、飲ませ方のレクチャーをされるんですが、教科書通り、赤ちゃんの体を真横にする、乳首は鼻先に向けて、乳輪いっぱいまで赤ちゃんの口に含ませるように深く吸わせる。
はいはい、何度も聞きました。
そして、実践すると『そうそう!その感じでしたら痛みも少ないでしょ!?』って『ほらぁ~』って感じで言われるんです。
そして、私も気を使って、『少しましですね・・』って答えるんですが、
全く変わらねぇ・・・
痛い、痛いですよ。
『上手にできてる!その感じ!』って。これで上手にできるんだとしたら、飲ませ方の問題じゃないじゃないか。
吸い始めなんかは息を止めて耐えないといけないくらい痛い。
長男の時に間違えて乳輪以外の場所を吸われたことあるんですが、ビックリするくらい痛くて、乳輪ってだてに茶色いんじゃないんだ。と思ったことがあります。(←カンケーない?)
私の勝手な想像ですが、初めての授乳でも痛くない人もいるみたいで、痛い人は皮膚が薄い人が多いんではないかと思っています。
私の乳首事情なんて誰も興味ないだろうから書くのをためらいましたが、一応参考になると思うので、書かせていただきます。
私は皮膚が薄い方で、乳首のサイズは助産師いわく小さい方で、乳輪も普通サイズだから赤ちゃんが咥えにくいことはない。だから飲ませ方が悪いんだそうです。
って言われても、上手と言われた飲ませ方をしても痛いことには変わりない。
3人目こそは!と初めから頑張って傷を作らないようにしましたが、結局産後1カ月は痛みを我慢し続けました。
痛みを和らげた方法
長男を出産した病院で痛いと伝えたところ、”精製ラノリン”を処方してくれました。
授乳後塗って、そのまま授乳していいとのことで使うと吸わせ始めの激痛は緩和されませんが、授乳後のひりひりとした感じは塗るとかなり緩和されます。
授乳後のひりひりした感じは赤ちゃんの唾液がついたまま置いておくこと乾燥するからだそうで、乾燥を防いであげる必要があるそうです。
精製ラノリンが無くなった後は、手にはいいりやすいとカネソンの”ピアバーユ”を助産師さんに勧められ使っていました。
当時は西松屋で800円ほどで購入できたのですが、病院の物品を販売しているコンビニでは定価で高かったので、2・3人目も入院前にカネソンのピアバーユを準備しました。
ピアバーユは名前の通り馬油なのですが、薄い黄色のとろりとした油です。少し独特なにおいがするので、気になる方は気になるかも。
私は全く気にならなかったので、使い続けていました。赤ちゃんもピアバーユがついていても特に嫌がることなく飲んでくれました。
私は授乳回数も多かったので、授乳が終わるとドローっと垂らして塗り広げ、授乳パッドを当てていました。
1つ25mlなので、頻回授乳のときは結構すぐなくなってしまいます。
授乳パッドは布製がおすすめ!
ピアバーユ以外にもいくつかの保護するような商品がありますが、塗った後は本当はサランラップなどでさらに保湿をしてあげるとよいようです
ですが、私は頻繁な授乳のたびにラップするのも面倒で授乳パッドで対応していました。
少し話はそれますが、授乳パッドは使い捨てのものではなく、繰り返し使える布製を使っていました。
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初めは布製の存在を知らず、使い捨てのものを使っていたのですが、漏れた母乳を吸収した後濡れた感じが冷たく不快に感じていました。
きっかけは使い捨てを買い続けるのはもったいない気がしたので、布製の授乳パッドの存在を知って節約のために購入してみました。
すぐに交換できる環境でなくても濡れても使い捨てのもののように冷たくありません。そして、なんといっても肌触りがすごく良い。
使い捨てのもののように固定すものもなく、ずれやすい思われがちですが、3人とも使いましたがそれほど気になりませんでした。
洗うのが面倒・・という声も聞きますが、私は洗濯ネットに入れて赤ちゃんの服と一緒に洗っていました。
週に1度ほどつけ置き洗いをしていましたが、まぁしてもしなくても変わりないような気もします。
本当は濡れたと感じたら交換するのが正解なのでしょうが、私は1日1枚で事足りました。
布製の授乳パッドは1度購入すると1年は軽く持ちます。
長男の時に使っていたものを3番目の娘の時にも使っていたくらいなので、傷みにくいし、コスパは最高ですよ。
大きな傷ができてしまったときは
話が授乳パッドにずれてしまいましたが、乳首の話に戻します。
授乳し始めの刺激による痛みなら激痛を耐えながら、馬油などでなんとか乗り切れますが、歯が生えてきた頃に一度噛まれたことがあります。
甘噛みではなくしっかりと噛まれて、乳首の下側にパックリと傷ができたことがありました。
これはあまりに痛くて、断乳も考えましたがまだ断乳には早い気がしたので、とりあえず耐えて頑張ることにしました。
その時は、傷口に傷パワーパッドを張って、乳頭保護器(ソフト)をかぶせてから授乳をしていました。
乳頭保護器とは哺乳瓶の乳首のようにシリコンでできていて、おっぱいにカポっとかぶせて使います。
母乳が出てくるよう先端にだけ穴があいていて、赤ちゃんはそこから母乳が飲めます。
赤ちゃんの口が直接当たらないようにすることで、痛みを和らげてくれます。
傷パワーパッドの上に、シリコン製の保護器をかぶせているので、傷みはかなり緩和されました。
ただ、傷パワーパッドに直接口が触れないとはいえ、赤ちゃんの口にはいる母乳の衛生面も気にはなるので、あまりお勧めはしない方法だとは思います・・・
私はあまり気にしていませんでしたが。
その頃9カ月になっていたので、子供の飲む力もしっかりとあったので、保護器をつけてもしっかりと飲んでくれました。
ある程度哺乳力があれば飲んでくれると思いますが、まだ哺乳力も弱く、上手に飲めない新生児期に使うのは少し難しいかもしれません。おっぱいにかぶせているとはいえ、口当たりは哺乳瓶なので、受け付けない子もいるかもしれません。
まとめ
赤ちゃん授乳する姿はほほえましいもので、私は産む前までは授乳が痛いなんて知りませんでした。
授乳のたびに痛って~~!と思いながら授乳をしていましたが、1カ月もすれば初めの痛みがうそのように皮膚も強くなってきて、気付いた時には全く痛みがなくなっていました。
今、授乳中で辛い思いをしている方、色々な物を試しながら、何とか授乳に耐えてく見てください!
気付いた頃には嘘のように痛みが無くなっていると思いますよ。
授乳中のかわいい姿を見れる期間も長くないので、ぜひ辛い時期を乗り切って、授乳を楽しんでくださいね!