
接客業をしていると当時は笑えなくとも、今となっては笑ってしまう面白い客がいます。
私が働いていた旅行会社にもおもしろい客に結構な頻度で遭遇したのでご紹介します。
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目次
有名人に会いに行く
1.インド
よくインドを訪れる20代男性。
もう見た目からして変わった感じはしていましたが、話をしていても絶対に目を合わせません。
しかし、沈黙も気まずいので、頻繁にインドに行く理由を聞いてみると、それまでとは打って変わって、目をしっかりと見て
『サイババに会うためにインドを訪れている。』
サ・・サ・・サイババですか・・・
まぁ、完全な見た目だけの印象だけですが、『彼はきっと一般社会では生きにくいだろうな・・・それが、サイババが心の拠り所になっているなら良いことじゃないか。』と思っていました。
しかも、話をしていると”バラ・サイババ”という日本人が知っているあの”サイババ”ではない別のサイババらしい。
彼曰く、サイババは他にも数人いるらしい。
インドは深い・・・
2.アメリカ
来店した時から何かに怒っている50代男性。
『ブッシュ大統領に文句を言いにホワイトハウスへ行く!』
ホワイトハウスへ行けば大統領に会えると思っている口ぶりです。
関わるとヤバそうなので、”触らぬ神に祟りなし”の精神でスルーしました。
しかし、ワシントンのホテル代が彼の予想より高い!ということで、旅行は断念。
パスポート隠された
こちらは20代の好青年。
『初めて海外旅行に行くんですが、アメリカを2カ月自由に周遊したいんです!』とキラキラした目で来店した男性。
無事に手配も終わり、出発の5日前に電話がかかってきました。
『パスポートと航空券を紛失しました。まとめて置いていた場所からなくなって、どこを探してもないんです』
『さんざん探したものの、どこを探しても見つからないからパスポートを再発行してもらいます。』
『出発に間に合わないから、飛行機の予約をし直したい。』
という事でした。
キャンセル料は約3万を支払って当初の予定の便をキャンセル。
翌日お金を持って訪れた彼の手にはパスポートが・・・
『見つかったんです。一緒に住んでいる彼女が旅行に行かないでほしいからチケットとパスポートを隠してたんです・・・(照)』
隠してただと・・・?
彼女は航空券とパスポートが無くなれば旅行を諦めてくれるだろうと思っていたそう。しかし、諦めない姿を見て白状したんだそう。
しかし、航空券はキャンセル済みだったので、仕方なくキャンセル料を払って新しい航空券で出発しました。
その後の2人がどうなったかは知りませんが、隠した理由を説明している彼はどことなく嬉しそうに見えたので、そこまで想ってくれていることが嬉しかったのかもしれません。
いやぁ~、、、バカ女。
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財布を盗まれた
『さっき電車の中でヴィトンの財布を盗まれた』と言って来店した40代くらいの男性。
韓国では高級ブランドが安いと聞いたから、同じ財布を買いに行きたい。
『観光なんてどうでもいい。財布を買ったらすぐに帰ってくるから日帰りでいい。』
当時、LCCもなく、日帰り利用のできる航空券は5万円はしていたので、さすがにそこまでは安くは買えないと思う。と説明。
『だけど、友達は1万円くらいでヴィトンの財布を買ったって言ってた』
それ確実に、コピー商品ですよね!?
ボーっとした人たち
1.飛行機に乗り遅れた
ごくごく普通の30代半ばのOL女性と20代半ばのホスト代表!ってくらいホスト臭漂う男性。
支払いはすべて彼女の財布から出されたので、恐らく彼女のおごりでしょう。
そして、出発当日空港から電話が・・・
『出国手続きした後、免税店で買い物に夢中になって乗り遅れました』
2.飛行機に乗り遅れた
外国人のお客様。乗り継ぎの際に次の飛行機に乗れませんでした。
乗り継ぎ手続きがうまくいかなかったのかと思い、理由を聞くと
『搭乗ゲートで自分の乗る飛行機を見て搭乗を待っていたけど、気付いたら飛行機がありませんでした。』
3.荷物を盗られた
パリへ1人旅に出かけた20代女性。
パリに到着して、空港でスーツケースを受け取った直後、目を離したすきにスーツケース丸々盗難にあいました。
旅行会社である私達に電話をしてきて放った第一声が
『誰が荷物を持って行ってくれたのですか?』
『・・・・』
以上、おもしろいお客さんの話でした。
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