
別の記事でも少し触れたことがあるんですが、夫は外国人です。
我が家はいわゆる”普通”の夫婦関係と少し違うように思います。
国際結婚という事もあり、現在夫は母国で仕事をしています。
よって、単身赴任という名の別居期間がすでに3年を超えました。
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私たちの夫婦のあり方
夫は現在母国で仕事をしているので、年間3分の1くらいだけを日本で過ごします。
基本的には子供の長期休暇に合わせて帰ってくる感じです。
旦那がずっと夢だった仕事ができる用意が整ったことがあり、3年ほど前に仕事の拠点を母国へ動かしました。
相談された時は、悩まなかったといえば嘘になりますが、国際結婚をした以上、離婚とかではなく夫婦それぞれの国で暮らす状況が訪れることは何となく覚悟していました。
やっぱりお互い自分の生まれ育った国が暮らしやすいし、年を重ねれば重ねるほどその思いは強くなるように思います。
その時は結構周りから『家族が日本にいるのに・・・なんで?』というようなことをよく言われました。
夫もすごく悩んでいるのはわかりましたが、長年やりたかった仕事の為に異国で頑張ってきた夫の夢が叶うなら、という思いと、私たち夫婦なら離れて暮らしていても(むしろ離れている方が?)うまくいく自信があったので、応援することにしました。
家族みんなで夫の母国へ移住することも考えましたが、教育レベルや生活環境から考えても確実に日本の方が良いとの判断で、単身赴任を選びました。
干渉されたくない
私たちは結婚当初から基本的には別行動が基本でした。
夫がというよりは、私が人に干渉されることがすごく嫌い。まぁ、簡単にいえば自分勝手なんですよね 笑
例えば、『今日の予定は?』と聞かれると『え?なんでそんなこと聞くの?ほっておいてよ』と思ってしまいます。
自分の誕生日にゆっくりしようと有給を取ったことがあります。子供は保育園。
『今日は一日好きなことをするぞ!!!』と意気込んでいた矢先、家にいた夫から『誕生日だし、どっか行きたいとこないの?』と聞かれた時に、『今日は私を一人にして』と頼んだこともあります。
こんな事を書くと『こんな嫁嫌だわ~』と言われそうですが、これが本音です。
晩御飯の用意の関係で、夫に『今日何時頃に帰る?』『晩御飯いるの?』という質問をすると明らかに不機嫌になります。
そう、夫も同じく自分が干渉されるのが大嫌いなんです。
だから、我が家は基本的に別行動。
旅行の予定なんかも『〇日から北海道へ遊びに行ってくる』『〇日からアメリカに行ってくるわ』と決まった予定を報告します。
こんな私たちだから、休みの日に子供と出かけるときも夫を置いて出かけることも多く、最初の方はよく私の両親や姉夫婦なんかに『今日旦那さんは仕事があるの?』と聞かれることが非常に多かったです。
私の両親も姉夫婦も基本的には必ず家族一緒に行動しています。
『家族なんだからみんなで出かける』という感覚なので、初めは私たちの家族を心配していたようです。
だけど、私たちも結婚して10年を超えるので今ではそんな夫婦なんだろう。と思っているようです。
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”家族なんだから一緒”縛られていた
私も結婚当初は結婚したのに、『こんなに別行動でいいのだろうか?』とか、長男が産まれてからも『家族3人で出かけた方が良いのだろうか?』と悩んだこともありました。
周りを見回しても家族でで出かけている家庭が多く、旅行なんかになると家族で来ている人がほとんどですしね。
身近なところでも『このところ、週末は旦那が忙しくてどこも出かけられない』といっていた友人の話を聞いたりすると『やっぱり家族で出かけない我が家はおかしいのかな』と考えてしまう事もありました。
だけど、『”家族なんだから”休みの日は一緒に行動する』という事を気にしていたら、恐らく私たち夫婦はうまくいかなくなっていたのではないかと思います。
お互い、息が詰まるんですよね。
ちなみに、『旦那が忙しくてどこも出かけられない』と愚痴っていた友人ですが、その頃は『いつ離婚してもいいように仕事は正社員で頑張る』と公言するほど仕事の忙しい旦那さんへの不満がたまっていたようです。
ですが、あれから数年たった今は”離婚”なんて言葉は出てこないし、忙しい旦那さんを置いて子供2人連れて海外旅行へも出かけるくらい別行動をしています。
彼女いわく、『もともとは一人で行動することが平気だったけど、”家族なんだから一緒じゃなきゃ”と思っていたけど、別にいいや、と思ったら旦那への不満がなくなった』そう。
彼女は若いころから一人でバックパックを担いでアジアを中心にどこへでも行っていた人なので、今の方が彼女らしいと思っています。
我が家は子供の人数が増えてきたこともあり、私1人で子供3人を連れていけない(遊園地など)場所があるので、家族で出かけることも以前よりは増えましたが、それでもやっぱり基本的には別行動です。
夫婦仲を保つための努力
では、実際は夫婦仲はどうなのかというと、夫婦仲は良い方だと思います。
ありきたりですが、会話と夫婦生活は大事にしています。
お互い話好きなので、一緒にいるときはよく会話をします。
夫は、こちらから質問すると詮索されているように感じるのか嫌がりますが、聞いてもいないことをベラベラ話します。
だから、こちらは全然興味なくても『昨日何があったのか』『今日何があるのか』などたいてい把握しています。
恐らく、私も同じように聞かれてもないけど、ベラベラ話しているんだと思います。
お互い細かい性格ではないので、結婚前に結婚後の生活についてなど話し合ったことはありませんが、ただ1つだけ夫から結婚するときに約束をしてほしいと言われたことがあります。
それは、『セックスレスにならないように努力をする事』でした。
飲食店を経営していた旦那は、周りの日本人夫たちから色々と話を聞くことも多く、日本の夫婦の多くはセックスレスになる。と聞いていたようです。
その夫たちが外にはけ口を求めている姿も嫌というほど目にしてきています。
だから夫は、『夫婦生活は夫婦にとって切っても切れないものだし、もし夫婦生活がなくなってしまったときに、相手が改善の努力をしないようになれば、そのはけ口を外に求めるようになってしまう。
そうなると家族は壊れてしまうから、そんなことは絶対にしたくない。だから、お互いそうならないように努力し続けることだけ約束してほしい。』という内容でした。
夫がこの約束を出してきたときに、『この人は結婚しても浮気の心配はしなくていいな』と思ったことを覚えています。
まぁ、実際のところはどうなのかわかりませんけどね。
離れて暮らしているので、疑おうと思えば疑えますが、疑っていいことなんて一つもないので、気にしていません。
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それぞれの形でいいじゃない
私たちは私たち夫婦なりに夫婦仲は良いと思っていますが、やっぱり普段から別行動で、離れて暮らしていることを見ていると周りからは『そんなに一人が良いならなんで結婚したの?』や『そんなの夫婦じゃない!』と思う人もいるでしょう。
だけど、毎日不満を溜めながら”夫婦だから・家族だからこうしなくちゃ!”と我慢した結婚生活を送るよりも、よっぽと健全だと思っています。
夫婦の形はそれぞれでいいと思うから、別居婚や週末婚なんてのもお互いが納得した形なんだったら全然アリだと思います。
『子供がかわいそう』と言われることがありますが、確かに学校がある時期はテレビ電話でしか話せません。
ですが、日本で仕事はしていないので、日本に帰ってきている夏・冬・春休みは夫も完全な休みです。
だから、長期休み中は毎日お父さんと一緒にどこかへ出かけ遊んでいるので、短期集中型で濃い時間を過ごしています。
という事で、結局何が言いたいのかというと、『夫婦とはこうあるべきだ!』『家族とはこうあるべきだ!』という中で不満を溜めて苦しむくらいなら、周りの目なんて気にしないで自分たちの夫婦のあり方を貫けばよいんじゃないかと思います。
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