中耳炎がなかなか治らない・・・いったいいつ治るの?

お子さんをお持ちの方であれば一度は子供が中耳炎になった経験があるのではないでしょうか?

小学校へあがるまでに数えるくらいしかかかったことがない子や一度もかかったこともない子もいますが、我が家の長男は風邪をひけば必ず中耳炎になる子で、かなり長い期間耳鼻科のお世話になり、私自身も色々と勉強しました。

我が家の経過をまとめてみたので、今お子さんの繰り返す中耳炎に悩んでいる方はぜひ、読んでみてください。

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中耳炎になりやすい子となりにくい子

我が家の長男は中耳炎になりやすく、鼻が出れば必ず中耳炎になっていますが、長女は中耳炎になりにくいようで、鼻水が出る回数は同じくらいでも、中耳炎になる回数は長男に比べるとぐっと少なかったです。

そして、次女も2歳までに既に7・8回は中耳炎になっているので、兄弟間でもなりやすい、なりにくいと体質が異なるようです。

小学校に入ってから発覚したのですが、長男はハウスダストが原因のアレルギー性鼻炎と診断されたので、このことも関係していたと思います。

ちなみに、長女はアレルギーはありませんでした。

古い治療方針の耳鼻科

初めて訪れた耳鼻科は自宅から近く、小児科と併設しているという理由から、深く考えずに通っていました。

これが、大失敗。大変な思いをしました。

治らない中耳炎

1歳半から保育園に通い始めたこともあり、常に鼻水がタラタラ・・・

昔ながらの診療方法で、嫌がる子供を看護師さんと私の3人がかりで押さえつけ、大人に使うような細い金属のノズルで、鼻水を吸い始めます。

後にいくつか耳鼻科を受診しても、子供には細い管を使う先生はいませんでした。

嫌がる息子を押さえつけて鼻水の治療が終わると、耳に黄色いガーゼをつめて中耳炎になっているから『お風呂はシャワーだけ!』という丁寧な忠告を受けて終了。

この医院の治療法で、今となっては疑問に思う点は以下。

疑問点

    • 最後に耳に詰めるガーゼ
      私が子供のころに受けた治療と同じだったので、なんの疑問も持ちませんでしたが、他の医院ではされたことありません。おまけになかなか治らない時に、このガーゼを取るのが原因とも言われる始末・・・
    • すぐにおこなわれる鼓膜切開
      これは鼓膜切開が必要なほど重症だったのかもしれません。ただ、このとき以降も耳鼻科通いは続いていますが、鼓膜切開をしたのはこの医院でだけです。
    • お風呂禁止の忠告
      これもお風呂に入らないほうがよい鼓膜の状態だったのかもしれませんが、お風呂を禁止されたもこの医院だけです。
    • 中耳炎=抗生物質という治療方針

初めて中耳炎と診断されてから頻繁に耳鼻科へ通う日々が続きました。
『まだ治っていない』
『少し良くなったのに、ぶり返した』
『悪化している』

仕事帰りに混雑した耳鼻科へ行き、治療を受けて薬をもらって家に帰ると9時近く・・・なんて日もあり、本当に大変でした。

しかも、いくら通っても良くならないということが非常につらく、終わりが見えないつらい日々でした。

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種類を変えて処方され続ける抗生剤

私が薬に対して無頓着だったこともあり、通うたびに処方された抗生剤を飲ませ、治りが悪ければ抗生剤を変更する。ということを繰り返し、あらゆる抗生剤を飲ませていた記憶があります。

一時回復してもすぐに耳に症状が出て、また耳鼻科通い・・・そんな生活を6カ月ほど続けたある診療日に、あまりに繰り返す中耳炎に精密検査を行ってくれました。

精密検査の結果、中耳炎の原因菌が『一般的な抗生物質が効かない菌』だということが告げられました。

そして、処方されたのが、ミノマイシンという抗生物質。

この薬、薬に無頓着の私が偶然にも知っていた抗生物質です。なぜ、知っていたかというと『子供には絶対にのませたくない!』と思っていたから。

この薬は”テトラサイクリン系”の抗生物質で、妊娠中に母親が飲むか、8歳頃までの子供が飲むと永久歯が着色してしまう副作用があるそうです。

調べた時に小児科では副作用が広く認知されているので、よほどのことでない限り処方されることはないが、ネット情報によると皮膚科と耳鼻科は知らない先生も多いので、要注意というような書き込みを見ていたので、薬に無頓着の私でもこの名前だけは覚えていました。(テトラサイクリン系はミノマイシン以外の名前の薬もあるので、注意が必要です。)

どのくらいの期間、どのくらいの量を飲めば副作用が出るのかなどは諸説ありますが、数日程度では副作用が出ないと書かれていることもあります。

しかし、少しでも可能性があるのであれば飲ませたくない。

もちろん、どうしても飲まなければいけない病状なら使用することもいたしかたないと思いますが、痛みも訴えない急を要する症状が見受けられない息子の中耳炎で飲む必要があるのか・・・とすごく悩みました。

さらに恐いのは、医師はもちろん処方する薬剤師からも副作用に関する説明が一切なかったこと。医師に関しては、『歯の着色する副作用があるようなので、他の薬で対応できないですか?』と聞いたところ『そうなの・・・?』という返事。全く知らなかったようです。

結局、私は飲ませませんでした。飲ませない代わりに中耳炎について調べまくり、耳鼻科を変更することにしました。




治療方針の異なる耳鼻科

ネットで調べていると自宅から自転車でも15分ほどの距離にかなり有名な耳鼻科があることを知り、耳鼻科を変更することにしました。

病院を変える際に中耳炎の治療に対するいろいろな耳鼻科の先生が書いたものを読みましたが、読んでいて一番納得できたのが”中耳炎は抗生剤がなくても治る”という意見。

これは耳鼻科医の中でも意見が分かれるようですが、素人ながら読んでいて納得する内容だったので、抗生剤の使用は必要最低限にしたいと思っていました。

新しい病院でこれまでの経過を話し、耳の状態を見てもらい、診察の結果は以下

診察結果と今後

  • 水がたまっている状態(滲出性中耳炎)
  • とにもかくにも鼻の状態をよくしておかないことには中耳にたまった滲出液が排出されないので、週2・3回鼻の治療にきてほしい
  • 現段階では抗生剤は処方しない

という診療方針でした。

滲出性中耳炎の治療

それから、週2・3回のペースで通う日々を1年間続けました。

滲出性中耳炎の治療に1年かかったわけではなく、ほとんどが鼻水の治療に通っていたというほうが正しいです。

もちろんなのでしょうが、週2・3回鼻の治療に通っているとあれだけ繰り返していた(急性)中耳炎にかからなくなりました。(←正確には滲出性中耳炎にかかっているので、『中耳炎にかからない』というのは語弊がありますが・・汗)

耳の状態は良くなっていたのですが、少し通わないようになると鼻水がぶり返すことが多かったので、治療を続けていました。

今思えば、アレルギー性鼻炎の影響だったのではないかと思います。

その後、引っ越しをしたこともあり、少し遠いけど同じような治療方針の病院へ通い続けていました。

長男は4歳になった頃から、ほとんど体調を崩すことがなくなってきました。少々の鼻水では急性中耳炎になることもめっきり少なくなり長男の治療で耳鼻科へ通うことはほとんどなくなりました。

その後、小学校へ上がると同時にアレルギーの検査をしたところ、ハウスダストとダニが原因の軽度のアレルギー性鼻炎と診断されました。

ヤクルト400で息子のアレルギー性鼻炎が改善した話。

難しい耳鼻科選び

2回連続非常に良い耳鼻科にあたったので、『実は最初の耳鼻科がひどいだけで、他の一般的な耳鼻科は今通っているところとそれほど違いはないんじゃないのか』という気持ちが芽生えてきました。

そこで、より近くの評判の良い耳鼻科へ行ってみることに。

若い先生ですが、中耳炎になっているので。と一般的なワイドシリン(抗生剤)を処方され、3日後に再診察へ。

再診察の際に症状が良くなっていないとのことで、今度はオゼックス(抗生剤)を処方されました。

ミノマイシンの一件以来、初めて処方された薬は調べてから飲ませるようにしています。

するとこの抗生剤は『安易に使うべき抗生剤ではない』と書かれているページが多数ありました。書いてある先生によっては、少なくとも外来で処方するような薬ではない。と書かれていることも。

安易に使うべきではない理由は耐性菌問題

抗生物質の耐性菌問題

風邪=抗生剤

中耳炎=抗生剤

 

という具合に、なんでもかんでも抗生剤を使いすぎたために、抗生剤が効かない菌が増えているという問題です。

今はまだ耐性菌の少ない抗生剤もあるので、耐性を持っている抗生剤とは別の種類の抗生剤を使えばその耐性菌の治療はできます。

 

現在耐性菌の少ない抗生剤は安易に使わず『ここぞという時に使うべき』だそうで、そのまだ耐性菌が少ない抗生剤の一つがオゼックスなんです。

結局、鼻の治療を飛び越えて抗生剤だけを変えることを信頼しきれなかったので結局オゼックスは飲ませずに、いつもの病院へ。

いつもの病院では鼻の薬だけで抗生剤を使わずとも治りました。




中耳炎治療で学んだこと

長らく耳鼻科に通い続け、幾度となく繰り返す中耳炎を経験した結果、私なりに学んだことをまとめます。

キーポイントは鼻水の治療

我が家の中耳炎になりにくい長女は中耳炎にかかりやすい長男・次女に比べて鼻水が出ても3・4日で自然に治ってしまいます。
その点、長男、次女は一度鼻風邪をひくと、なかなか治らないので、やはり鼻の状態が中耳炎の治療に大きく関わっているように感じます。

中耳炎は救急にかかるほどではない

長男の時は『耳が痛い』と言えば、急いで救急病院に2回ほど連れて行ったこともあります。子供に対する経験も乏しく、早く連れて行かないと!と思っていたんですね。

今は病院のあいている時間であれば、もちろん連れて行きますが、『耳が痛い』といっても病院が開いていない時間であれば、痛み止めを飲ませて、通常診療に連れて行きます。

わが子は一度痛み止めを飲めば、その後痛がったことはありません。たとえば、土曜日の夜に痛がり、痛み止めを1回分服用すれば、痛み止めの効果が切れているであろう日曜日、月曜日も痛みを訴えないのです。

中耳炎の痛みは長くは続かないそうなので、痛みだけ取ってあげれば急いで病院に行かなくてもよい。と考えています。
もちろん、全身状態にもよりますが。

しかし、どれだけ症状が無く、完治したように見えても必ず医師の診察は受けるようにしています。症状がわかりにくい滲出性中耳炎に移行していると耳の聞こえにも関係するので、必ず先生に『完治した』といわれるまで診察は受けるようにしています。

自宅で鼻水ケア

耳鼻科へ通うのもなかなか大変なので、電動鼻吸機を購入して、鼻が出始めたらひどくなる前に朝晩と吸引するようにしています。

もちろん病院ほど吸引力はありませんが、子供がかむよりはしっかりと鼻水を吸いだせるので、お勧めですよ。

 

最後に

中耳炎治療方針は私たちが子供のころから大きく変わっているにもかかわらず、昔からのやり方を貫き通している先生も多いです。

加えて、必要以上に強い薬を使う先生も多いらしく、“良い”と評判の耳鼻科の中には『必要以上に強い薬を使う=早く治る!』という構図から評判が良い場合もあるんですよね。

恐らく、中耳炎を繰り返さないタイプの子はそこまで耳鼻科選びに苦労しないと思います。
しかし、中耳炎になりやすいタイプの子は納得のいく治療を受けられる耳鼻科を探すべきだと思います。

今現在、お子様が中耳炎で悩んでいる方や、長引く耳鼻科通いで疲れている方で、中耳炎治療のガイドラインやネット上に書かれている耳鼻科医のサイトなんかを読んでみて、現在受けている治療や、投薬に疑問を感じるようであれば、思い切って病院を変えてみることも必要かもしれません。

私のこれまでの経験が少しでも、お子様の中耳炎で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

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